医療費控除に必要な添付書類にバリエーションが増えました
確定申告の際に医療費控除を受ける場合、医療費の領収書を添付していた方が多かったと思います。
医療費の領収書の枚数が多いと、提出するためにまとめるのが手間であったりもします。
また、原本を提出する場合、手元に残しておきたい場合は、すべてコピーをとる必要がありました。
H29年分からは、「医療費の領収書を添付」以外にも、「医療費の明細書を添付」「医療費通知を添付」とバリエーションがふえます。
医療費の明細書を添付とは
「医療費の明細書を添付」とは、国税庁所定の明細書に、必要事項を記載し、確定申告書に添付することです。
この場合、医療費の領収書は提出不要となります。ただし、5年間の保管は必要です。
医療費通知を添付とは
「医療費通知を添付」とは、健康保険組合等から郵送される「お知らせ」を、確定申告書に添付することです。
ただし、1月から12月の1年分すべての医療費を反映した「お知らせ」が、確定申告期限までに手元に届かない可能性もあります。
その際には、反映されていない月の医療費については、上記の医療費の明細書を作成し、「お知らせ」と「医療費の明細書」の両方を添付することになります。
H32年分からは領収書添付はできなくなります
H32年分の確定申告からは、医療費控除を受ける際には、「医療費の明細書を添付」「医療費通知を添付」の一方もしくは両方となり、「医療費の領収書」の添付又は提示はできなくなります。
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